なぜ大抵のアニメの主人公が高校生なのかっつうと、日本の高校進学率がほぼ100%なのに対し大学進学率は高々50%なのでわざわざ狭い市場を狙う必要がないってのも一因ではあるけど、俺が思うに高校はイベントがテンプレート化してるから描きやすいってのも理由として挙げられる。お仕着せの制服着て授業受けて部活に精を出してもしくは無気力に帰宅して文化祭体育祭音楽祭で若気に至って恋愛至上主義者たちは恋愛をすればそれで学園生活はできあがる。でも大学はそうではない。自由の意味を履き違えた自由人たちが自由気ままに闊歩するコミュニティがこの大学なる機関だ。故に大学を舞台にしたアニメはバラエティに富んでいる。
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自堕落と非生産の限りを尽くしたような主人公が無意味で無意義な日常から脱出したりしなかったりするアニメがこの四畳半神話大系。
毎度違うサークルに入っては同じ結末に至る無益さは大学生活を上手いこと表現していると言えます。ただ現実に明石さんのような黒髪の乙女はいません。
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もやしもんは農業大学の研究室を舞台に菌が見える特殊体質の主人公が四苦八苦するアニメ。
漫画では脚注での、アニメでは菌劇場って番外コーナーでの菌の雑学が特徴的。しかし現実の研究室はあんなに生っちょろいものではないです。幻想を抱いていると死にます。死にました。
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現代視覚文化研究会でのオタクどもの人間関係を描いたものがげんしけん。
げんしけんの原作者木尾士目氏の出身がここ筑波大学で、その元ネタとなったのが超大手サークル(ラスボス)の筑波大学現代視覚文化研究会(
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以上を要約すると入学おめでとうってこってす。
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