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小人の饗宴

以前の更新でちょっと名前出しましたが、一応感想書いたんで載せときます。

小人の饗宴 [DVD]小人の饗宴 [DVD]
(2001/09/26)
ヘルムート・デーリング、パウル・グラウアー 他

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タイトルからして明らかなように、この映画は小人を題材としたものです。小人の登場する作品として僕がぱっと思いつくところでは、見世物小屋の人間模様を描いた『フリークス』(1932)や、人体実験により造られた植物人間の復讐譚『悪魔の植物人間』(1973)などが挙げられます。

これらの作品において、小人は重要な役回りではあるもののあくまで登場人物の一部にしか過ぎないのですが、この『小人の饗宴』は一味違います。なんと全ての登場人物が小人という徹底ぶり。


さて内容ですが、ある施設に収容されている小人たちが管理者の小人に対し暴動を起こして自由になり、これまでの鬱憤を晴らすかのように好き勝手にヒャッハーする。それだけ。

食べ物を食い散らかし放り投げグチャドロになり、目についたものは片っ端から放火、木は引き倒すわ施設にいる猿を十字架に括りつけ行進するわあまりにアナーキーな饗宴が繰り広げられ、飼われている鶏は共食いし引っ張りだされてきた無人の車は同じ場所をグルグル回り続けます。何も悪びれることなく、実に楽しそうに破壊行動を行う小人たちにはある種の純粋さのようなものも感じてしまいます。

なぜ小人たちが隔離されているのか、ということは作中で明示されませんが、おそらくただ小人だからという理由なんじゃないでしょうか。また、管理側に小人がいるのは、小人による小人の管理という配置を悪ふざけで楽しんでいる人間によるものなのではないかという気がします。

最初小人はなにか犯罪行為でもしたから収容されたのかと思いましたが、中には饗宴に加わらずそれまでと同じような施設での生活を周りの小人に虐げられながら行うような盲目の者もいる。元々そういう要素があったからとかではなく、ただタガが外れてあのような乱痴気騒ぎを行なっているのでしょう。


……とまあ色々言っておいてなんですが、前脚を折られ立ち上がれないラクダが糞を垂れ流す横で小人が数分間ケラケラ笑い続けるという胸糞悪いラストシーンを見てしまうと、そんなことどうでもよくなってしまうのでした。



笑いすぎてむせる所がかわいい。
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